7kmのジョギングで左膝と足首を痛め、思うように走れない日々が続いています。NAHAマラソン本番が迫る中で走れない焦りも大きいですが、今の僕にとってそれ以上に恐ろしいのは、「運動量が減ったことで、せっかく落とした体重がリバウンドしてしまうこと」です。

本州から那覇へ転勤してきた当時の僕は、過去最重量の72kgありました。そこから食事を腹八分目に抑え、泥臭くウォーキングを重ねて半年で60kgまで落としたのです。もしここで気が緩んで体重が増えれば、その数キロの脂肪は、回復しきっていない僕の脆い膝へダイレクトに重くのしかかります。

「絶対に60kgのラインを死守しなければならない」

そんな切羽詰まった50代の僕にとって、走れない期間の最も重要なルーティンとなっているのが、毎朝の体重測定です。今回は、面倒くさがりで何事も長続きしなかった僕が、なぜ半年以上も毎日欠かさず体重を測り続けられているのか。その立役者であるスマート体重計「Anker Eufy Smart Scale(アンカー ユーフィ スマートスケール)」を使い続ける、僕なりの泥臭い理由と体感をお届けします。

1. ノートやスマホ手入力では、ズボラな僕は続かなかった

減量を決意した当初、僕はごく普通の体重計を使っていました。朝起きて体重計に乗り、表示された数字を覚えておいて、洗面所から部屋に戻ってノートに書き込む、あるいはスマートフォンの管理アプリを開いて手入力する。最初はモチベーションが高かったので続いていましたが、次第にその「一手間」がとてつもなく面倒になっていきました。

50代の単身赴任生活の朝は、何かと慌ただしいものです。寝起きのぼんやりした頭で数字を忘れ、「あれ? さっき何キロだったっけ?」ともう一度乗り直すこともありました。スマホを洗面所に持ち込むのを忘れた日は、「まあ、昨日の夜と変わってないだろう」と自分に言い訳をして入力をサボるようになり、気づけば3日、4日と体重計から足が遠のいてしまったのです。

「体重を測らなくなること」は、自分の現実から目を背ける第一歩です。見えないところでジワジワと増えていく脂肪に気づかないまま、ある日突然ズボンがきつくなって絶望する。そんな過去の失敗パターンを繰り返さないためには、僕自身の「面倒くさい」という感情を物理的に排除するしかありませんでした。

2. 僕が「Wi-Fi接続」のEufyを選んだ決定的な理由

そこで僕がネットで探し回り、悩んだ末に購入したのが「Anker Eufy Smart Scale」でした。数あるスマート体重計の中で、僕がこの機種を選んだ最大の理由は、Bluetooth接続だけでなく「Wi-Fi(無線LAN)接続」に対応していたからです。

一般的な安いスマート体重計は、測定する時に「スマホのアプリを立ち上げて、近くに置いておく」必要があります(Bluetooth接続)。しかし、それでは結局「スマホを持って洗面所に行く」「アプリを開く」という手間が残ってしまいます。

一方、このEufyの体重計は、最初に家のWi-Fiと繋いで設定しておけば、あとは**「スマホを持たずに、ただ素足で乗るだけ」**で完了します。冷たいガラス面に乗ると、数秒で体重や体脂肪率などの数値が表示され、そのデータは家のWi-Fiを経由して自動的にクラウドへ飛んでいきます。後から電車の中や昼休みにスマホのアプリを開けば、朝のデータが綺麗にグラフ化されて自動で同期されているのです。

「スマホを持たずに、寝起きにただ乗るだけ」。この一手間の省略が、ズボラな僕にとっては革命的でした。起きてトイレに行き、その足で体重計に3秒だけ乗る。考えることも、アプリを起動する手間も一切ないからこそ、180日以上経った今でも無意識の習慣として定着しているのです。

3. 毎朝の残酷な数字と向き合い、食事を調整する日々

もちろん、この体重計に乗ったからといって、魔法のように勝手に痩せるわけではありません。Eufyの役割は、今の僕の身体の状態を、100g単位の残酷な数字として毎朝正確に突きつけてくる「嘘のつけない鏡」です。

例えば、休日にタコライスなどの外食を楽しんだ翌朝。恐る恐る体重計に乗ると、アプリのグラフは容赦なく右肩上がりを示し、「61.2kg」という数字を叩き出してきます。その数字を見た瞬間、僕の心の中には「このまま増え続けたら、また膝が壊れてしまう」という強烈なアラートが鳴り響くのです。

数字として現実を直視させられるからこそ、「今日の夕食は、炭水化物を抜いて豆腐とサラダだけにしよう」「明日はサポーターを巻いて、首里の坂道をいつもより30分長く歩こう」と、即座に生活を軌道修正することができます。この「小さな増加を、小さなうちに消火する」というサイクルを繰り返すことこそが、50代の僕がリバウンドを防ぎ、60kgを維持し続けられている唯一の理由です。

4. まとめ:60kgのまま、NAHAマラソンのスタートラインに立つために

「Anker Eufy Smart Scale」は、減量効果をもたらす機械ではありません。僕の脆い足腰を守るために、日々の怠け心に待ったをかけ、現在地を教えてくれる大切な相棒です。

7km走での挫折を経て、僕は今、走る距離を追うことをやめ、怪我を治しながら歩く時間を増やす泥臭い練習に切り替えています。だからこそ、膝への負担をこれ以上増やさないための「体重維持」が、今の僕にできる最大のトレーニングなのだと言い聞かせています。

毎朝、洗面所の冷たいガラスの数字を見つめる数秒間。この小さな習慣を本番まで絶やさず続け、必ず「60kg」の軽い身体のまま、12月6日のNAHAマラソンのスタートラインに立ちたいと思います。