膝と足首を痛めて走れない…!50代初心者がバンテリンコーワサポーターを巻いて「2時間ウォーク」に挑んだ記録
先日の「7km走」で左膝と足首に強烈な痛みを発症して以来、僕のジョギングへの挑戦は完全にストップしてしまいました。NAHAマラソン本番が迫るこの時期に走れないことは、運動経験ゼロの50代である僕にとって、想像以上の焦りと恐怖でした。
「このまま休んでいたら、せっかく半年かけて12kg減量し、やっとの思いで手に入れた体力が元に戻ってしまうのではないか」「また72kgだった頃の重く苦しい身体に逆戻りしてしまうのではないか」
そんな焦りに背中を押されるように、僕は「走れないなら、せめて歩こう」と決意しました。しかし、すでに鈍痛が居座っている関節のまま長時間のウォーキングをするのは不安しかありません。そこで僕は近所のドラッグストアへ走り、「バンテリンコーワサポーター」を購入して両膝と足首を保護した上で、夕暮れの那覇の街へ2時間の長時間ウォーキングに挑むことにしました。
この記事では、怪我の焦りから2時間歩き続けた50代の僕のリアルな心境、サポーターを装着した際の個人の実感、そしてスマートウォッチ(Fitbit)が記録した実測データ(5.95km・584kcal)と、翌日の身体の反応をありのままに記録します。
1. 走れない焦りと、ドラッグストアでサポーターを手に取った理由
膝を痛めてから数日間、僕は新都心公園のランニングコースを横目に、ただため息をつくばかりの休足日を過ごしていました。颯爽と走り抜けていく同世代のランナーを見るたびに、「なぜ自分はあの日、無理をして距離を伸ばしてしまったのだろう」という後悔が押し寄せてきます。
完全休養して回復を待つのが一番だと頭では分かっていても、焦る気持ちはどうしても抑えきれません。「どうしても身体を動かしたい。少しでもカロリーを消費したい」。その一心でドラッグストアの衛生用品コーナーに向かいました。
壁一面に並ぶ様々なサポーターの中で僕が選んだのは、「バンテリンコーワサポーター」のひざ専用と足首専用のモデルでした。医療用具ではないため、これで怪我が治るわけではないことは百も承知です。僕が求めていたのは治療効果ではなく、歩行時に膝が横にブレて「カクッ」と力が抜けてしまうあの不気味な感覚を、物理的な圧迫で少しでも和らげてくれる「テーピングのような安心感」でした。
2. 痛む足をかばいながらの「2時間ウォーク」と装着の実感
帰宅してすぐに両膝と左足首にサポーターを通しました。U字型のテーピング編みが膝のお皿を下から支えるような構造になっており、生地の伸縮性が強く、関節周りがギュッと締め付けられるようなホールド感がありました。
そのままアパートを出て、夕暮れの那覇の街を歩き始めました。最初は「痛みが走ったらすぐに引き返そう」と恐る恐る足を出していましたが、歩き始めて15分ほど経つと、僕の身体に一つの実感が湧いてきました。
「僕にとっては、走る着地衝撃よりも歩く方が、膝への負担を格段に小さく感じられる」
ジョギングの時は、着地のたびに体重の何倍もの衝撃がダイレクトに膝の奥へ突き刺さる感覚がありました。しかしウォーキングであれば、常にどちらかの足が地面についているため、衝撃が非常にマイルドです。さらにサポーターの締め付けが、足を踏み出す際の関節のグラつきを抑えてくれているように僕には感じられました。
とはいえ、怪我をしている左足を無意識にかばっていたため、普段のような大股の早歩きはできません。1kmあたり20分近くかかるような、本当にゆっくりとした慎重なペースでした。それでも新都心公園の周回コースへ入り、日が完全に落ちるまで、途中で立ち止まりながらも2時間・約6kmという道のりを歩き通したのです。
3. Fitbitの実測データ(5.95km)が教えてくれた「歩くこと」の価値
2時間のウォーキングを終えてベンチに座り込み、額から滴る汗を拭いながらスマートウォッチ(Fitbit)の画面を確認しました。そこに表示されていた実測データは、走れない焦りでいっぱいだった僕の心をスッと軽くしてくれました。
- 歩行距離: 5.95km
- 歩行時間: 2時間05分
- 消費カロリー: 584kcal(推定値)
- 平均心拍数: 85bpm
痛む足をかばいながらのゆっくりとした歩行だったため、2時間歩いても距離は「5.95km」、平均心拍数も「85bpm」と、走っている時のような高い心拍ゾーンには遠く及びませんでした。
しかし、2時間05分という長い時間をかけて身体を動かし続けたことで、Fitbitが算出した推定消費カロリーは「584kcal」に達していました。この数値は、僕が普段5kmを走った時に表示される消費カロリーとほぼ変わらない水準です。心拍数は上がらなくても、2時間動き続けたことで全身は確かな疲労感に包まれ、ウェアはしっかりと汗を吸っていました。
「無理をして走らなくても、時間をかけてゆっくり歩けば、今の僕の気持ちを落ち着かせるには十分な運動量になるんだ」
関節への激しい衝撃を避けながら、約6kmを自分の足で移動し、これだけのカロリーを消費できたという事実は、怪我で立ち止まっていた僕にとって大きな救いになりました。

4. 翌朝の身体の反応と、僕が学んだ過信の恐ろしさ
帰宅してサポーターを外すと、太ももやふくらはぎにはくっきりとゴムの跡が残り、長時間の圧迫と汗によるかゆみが出ていました。この肌トラブルについては別の対策が必要だと感じましたが、肝心の膝と足首の「関節の痛み」はどうでしょうか。
翌朝、ベッドから恐る恐る起き上がって体重をかけてみました。前日の朝に感じていたような鋭い痛みはなく、歩いたことによる太ももの張り感はあるものの、関節そのものの不快な重だるさは少し和らいでいるように感じました。
この経験から、僕は一つの重要な教訓を得ました。
それは、「サポーターは歩くための心の支えにはなるが、決して魔法の道具ではない」ということです。
「サポーターを巻いているから、これでまた走っても大丈夫だろう」と勘違いして走り出せば、僕の場合は間違いなく怪我を悪化させていたと思います。圧迫で動きをサポートしているだけで、傷ついた組織が治ったわけではないからです。50代の壊れやすい身体と向き合うには、道具の効果を過信するのではなく、自分の限界を見極める冷静さが必要なのだと思い知りました。
5. まとめ:走れない日も、僕は僕なりに前へ進んでいる
7kmの挑戦で膝を痛めたことは、僕にとって大きな挫折でした。しかし、その挫折があったからこそ、焦りの中でサポーターという道具を試し、「走れなくても、時間をかけてゆっくり歩くことで前へ進める」という自分なりの選択肢を見つけることができました。
NAHAマラソン完走への道は、決して走ることだけで作られるわけではありません。足が痛む日は潔く走るのをやめ、サポーターを巻いてゆっくりと6kmを歩き、体重と体力を維持する。この泥臭い試行錯誤こそが、運動経験ゼロの50代のリアルな挑戦なのだと思います。これからも自分の脆い足腰と対話しながら、一歩ずつ本番へ向かって進んでいきます。
